LGBTの仲間だけど疎外感。アロマンティック・アセクシャルの孤独。

どうも、兎本です。私はアロマンティック・アセクシャルです。

アセクシャルというのは『他者に恋愛感情や性的欲求』を抱かない人のことを言います。

アロマンティック・アセクシャルはLGBTの仲間です。

よく聞くLGBTにはまだ続きがあって、正式にはLGBTQIAまたはLGBT+といいます。

そのAがアロマンティックやアセクシャルです。

アロマンティック・アセクシャルはLGBTの仲間なんだね。
なのになぜ孤独なの?

兎本

むしろ私はLGBTの仲間にはちょっと入りにくい気がするよ

目次

LGBTQIAってそもそもなに?

そもそもLGBTQIAとはなんなのか知っていますか?

うーん、レズとかゲイはわかるんだけどなぁ

という方がほとんどだと思います。

なのでまずはLGBTQIAがそれぞれなんの略なのかをまとめました。

 正式名称体と心の性別性的指向
Lレズビアン女性女性
Gゲイ男性男性
Bバイ男性・女性男性・女性
Tトランスジェンダー一致しない男性・女性
Qクエスチョニング未定未定
Iインターセックス中間男性・女性
Aアロマンティック・アセクシャル男性・女性×
参考;https://eleminist.com/article/912

クエスチョニングは自分の性がわからない、迷っている人のこと。

インターセックスは男女それぞれの特徴をひとつの体に持っている人の名称です。

他にもパンセクシャル(男女の性別にとらわれずすべての性を愛する人)や、アンドロセクシャル、ジニセクシャルなど様々な性があります。

兎本

人それぞれってことだね

でもアロマンティック・アセクシャル以外の性を持つ方は、みんな恋愛感情・性的指向があることにお気づきでしょうか?

アロマンティック・アセクシャル以外はみんな「他者に恋愛感情や性的欲求」を持っているのです。

私って欠陥品なの?

アロマンティック・アセクシャルは人口の1%しかいないとされています。
(参考:電通ダイバーシティ・ラボ

兎本

99%の人は恋愛感情を持っているのに、私だけ持っていない

そういう疎外感や孤独感が常にアロマンティック・アセクシャルには付きまとうことになります。

LGBTの方たちは日本でも結婚する権利を得るために活動している方もたくさんいます。

でもアロマンティック・アセクシャルは結婚したくても、恋愛はできない。

愛する人共にと生きるために戦うLGBTの方のニュースを見るたびに「なんて羨ましいんだろう」と思ってしまうのです。

私には、戦ってまで寄り添いたいと思う相手がいない。

そのことがとてもとても寂しいのです。

アロマンティック・アセクシャルという言葉に出会ったときは「あ、だから恋愛できなかったんだ」とほっとすると共に、「私ってほとんどの人が持っている恋愛感情を持っていない欠陥品なんだ」と絶望してしまいました。

兎本

LGBTの人たちは愛のために戦ってるんだよなぁ。
私には権力に立ち向かうほど愛せるような人は一生できないんだろうな。

日常生活での孤独

私は20代後半です。

周りの友達は半分くらい結婚しました。
第2子を出産して、子育てをがんばっている友達もいます。

そういう友達を見ていると、「いつか私もお母さんになるんだよな」と当たり前に思っていた頃の気持ちではいられません。

兎本

いいなぁ。羨ましいなぁ。
私には一生手に入らないものをこの人たちは簡単に手に入れられるんだよな。

そんな気持ちになってしまうこともあります。

私が子どもが大好きで、いつか母になりたいと夢見ていたことも大いにあるのだと思います。

ひとりでもへっちゃらで生きているアロマンティック・アセクシャルの方がいることはわかっています。

それでも私は、今でも子どもを見ると「お母さんになりたかったな」と涙ぐんでしまうことがあります。

両親が年老いていなくなってしまったら、私には家族がいなくなるかもしれない。
恋愛感情がないから恋人をつくることもできない。

そう思うと激しい孤独を感じます。

そうやって悩んでいたら、様々なストレスも重なってうつ病を発症してしまったほどです。

結婚適齢期という地獄

20代後半にもなると当たり前のように突然結婚する人が現れます。

兎本さんは結婚しないの?
本当はいい人いるんでしょ?

同僚や友人、先輩に聞かれることが圧倒的に多い質問がこれです。

これハラスメントだと思うんですけど、日常会話として言ってくる人が本当に多いんですよね。

この質問をされる度に答えに窮します。

兎本

どうでしょうねぇ。いい人がいればいいんですけど

兎本

アロマンティック・アセクシャルだって言ってもわかんないだろうし、変な反応されても困るからなぁ

いつも適当にごまかしていますが、もう最近は疲れてきて「逃げ恥みたいな契約結婚ならします」「私、恋愛に興味ないんで」とズバッと言って相手をドン引きさせることに努めています笑

結婚適齢期の間はこの質問をことあるごとにされ続けます。

結婚適齢期が過ぎたら「あの人なんで結婚しなかったのかな?実はなにか大きな問題のある人なんじゃないの?」と勘繰られます。

うざすぎます。

結婚していないことや恋人がいないことを確認される度に、不快感と孤独感に襲われます。

今後世の中には生涯独身の人が増え続けるという話がありますね。
その話だけが私の希望の光です。

孤独死への不安

私はアロマンティック・アセクシャルだとわかってから、部屋のものを極力減らしました。

理由は「死んだときに片付けが楽になるように」です。

結婚していない私が死んだとき、家を片付けることになるのは兄弟か存命であれば両親になります。

迷惑をかけないようにと、部屋を片付け重要書類や通帳は入れてある箱がわかるように記載したマスキングテープを貼ったりと、いつもこまめな終活をこの若さにして行っています。

アロマンティック・アセクシャルでも孤独を感じない人もいる

アロマンティック・アセクシャルじゃないけど、結婚していない人が世の中には五万といることを知っています。

兎本

それでも「できるけど結婚しない人」「したくても結婚できない人」は違うよなと思っています。

アロマンティック・アセクシャルでも人生を謳歌している人はたくさんいますし、孤独なんて感じないよという方もいらっしゃいます。

恋愛感情と性的欲求がないという特性があるだけなので当たり前のことですが、いろいろな方がいることは百も承知。

ただ、私みたいに孤独を感じているアロマンティック・アセクシャルがいることもネットの片隅で伝えておきたいと思ったのでこの記事は書きました。

きっと共感してくれるアロマンティック・アセクシャルの方はいらっしゃるのではないでしょうか?

さみしいけれど、がんばって生きていきましょうね。

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この記事を書いた人

文章を書くことが好きなアセクシャル。
「文章を書いて生きる」という夢に向かって努力中。
保育士・幼稚園教諭免許あり。

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