【感想】生きづらい人は仲間を見つけられる『社会人大学人見知り学部卒業見込』

どうも、兎本 (@usagibook1) です。生きづらいです。

何が生きづらいって、アロマンティック・アセクシャルなこともそうだし、うつ病だし、無意味な仕事を絶対にせず定時に帰ることに命を賭ける生き方が理解されないしで、生きづらいです。

そんな私はオードリーのオールナイトニッポンがめっちゃ好きです。

特に若林の話がおもしろくて、「わかるなぁ」「わかるよぉ」と思いながら聞いてます。

兎本

若林の話を聞いてると「生きづらいんだな」と思います。
「私も生きづらいよぉ」と共感からの好意爆発です。

そんな若林のファンなので『社会人大学人見知り学部卒業見込』というオードリーの若林さんが書いたエッセイをまとめた本を読みました。

目次

好きなエピソード1:一流大学出身のディレクターとの会話

若林さんはラジオで「0から1を生み出すのは難しいんだかんな!?」という話をよくしています。

私は新人賞に投稿している作家希望でもあるので、「0から1を生み出すのってマジで大変だよな」と共感しながら聞いていたのですが、この本にもその話がありました。

若林さんがある一流大学出身のディレクターとの会話で聞いた言葉だそうです。

僕の経験からすると、わからないことにこだわらない人は1から100は作れるけど、0から1は作れないんだよ。つまりフォーマットをなぞることはできても発明はできないんだよね。

『社会人大学人見知り学部卒業見込/若林正恭』

若林さんはこの話を「自分に都合のいい話じゃん」と食いついたとエッセイで話していましたが、これは私にとっても都合のいい話です。

私は仕事をしながらいつも「何のためにこれやるんだろ?」と考えています。

この間ベランダの空っぽの植木鉢から雑草がひとつだけ生えてきたときは「なんで生えたんだろ?」と考えました。

わからないことに「なぜだろう?」と考える人じゃないと0から1の発明はできないんだという言葉には、めちゃくちゃ勇気をもらいました。

私ももしかしたら0から1を……いや、0.5から1くらいなら作れるかなぁと考えてしまいました。

好きなエピソード2:夢日記

夢日記とは、眠ったときに見る夢ではありません。

夢日記とは、目標日記です。

夢日記とは?

50年後の自分がこうなっていたいという理想像から、そこに行き着くまでには10年後、1年後、そして今日の自分は何をすれば良いのかという考えて、今日1日のスケジュールを立てる日記

若林さんが言うには、成功している人はよくこの夢日記というものを書いているのだそうです。

若林さんは、売れれいない時代、空っぽのスケジュールをこの夢日記から下ろしてきたストーリーで埋めていたそうです。

そのスケジュールで忙しかったらしく、遊びに誘われても「次予定あるんで」と断って「おまえに何の予定があるんだよ」とツッコまれていたそうです。

若林さんも今や間違いなく成功者。

私もやってみようということで、やってみました。

兎本

50年後か~。死んでるな

そう思った私と同様に、相方の春日さんにも若林さんが夢日記を勧めたところ、春日さんも50年後に「死」と書いてから先が書けなかったそうです笑

20年後くらいならまだ生きていそうだから、考えてみようかな。

好きなエピソード3:性質は形状記憶合金でできているという話

若林さんは新書コーナーで気になった本を読むという趣味があるそうです。

新書コーナーに置いてあるのは自己啓発本などですね。

若林さんは「ポジティブシンキングになれる方法」ゆや「自信を持って輝ける方法」などの本を読んで、数日間はその方法を意識して生きていくことができるそうですが、数日も経てば元の内向的な性質に戻っているという話をエッセイに書いていました。

今となっちゃ「ポジティブシンキングになれる方法」も「自信を持って輝ける方法」も全く興味が湧かない。結局、今回の人生でこの形状記憶合金から下りられないんだ。と自分を変えることを諦め、自分の性質を受け入れることにした。

『社会人大学人見知り学部卒業見込/若林正恭』

これ、めちゃくちゃさらっと書いてあるんですけど、若林さんすごくないですか?

若林さんは本書で「いつも明るくて前向きな友達が心底羨ましかった」と語っています。

私は表面上は明るくしていても根は暗く、後ろ向きで考えすぎる人間です。

そういった性質を若林さんは「形状記憶合金」と称して、変えることは諦めて受け入れると言っているんです。

私はまだ「ポジティブシンキングになれる方法」も「自信を持って輝ける方法」も知りたいですし、試したいです。

そして一ヶ月後には、やっぱり元の私に戻っている。

それがわかっていても、私はまだまだあがき続けている若輩者です。

兎本

いつになれば若林さんみたいに「今回の人生ではこの形状記憶合金と付き合っていくしかないんだ」と割り切れるんだろうと、途方もない坂道を見上げているような気分になりました。

好きなエピソード4:短距離走とマラソンの話

モラトリアムの次期は一発勝負の短距離走を戦っていたように思う。でも、今はマラソンなんだ。マラソンにペース配分は必要不可欠だ。100メートルずつの結果に、全力で反芻していたらトータルで良いタイムが出ないんだよ。

『社会人大学人見知り学部卒業見込/若林正恭』

このブログはまだ始まって2週間。

記事数は20ちょっとです。

1日に2~3回は更新しているのですが、それは短距離走の走り方ですよね。

兎本

ブログは間違いなく長距離走。
バテないように走る方法も覚えなきゃなぁ

でも今月は50記事書くことを目標にしているので、それだけは守りたいと思います。

2ヶ月目の目標はマラソンであることを意識した目標を立てなくちゃなぁと考えさせられました。

とにかく言葉の表現が大好き

若林さんは読書好きで本をよく読まれるからか、エッセイでも言葉選びが素敵です。

私がすっごく気に入っている表現をいくつか紹介します。

・僕は鼻孔が小爆発したかのような感動を覚えた。
・大丈夫と言うことから大丈夫は始まるのだ。
・夜の公園でバケツをかき混ぜている君、贅沢だね。
・社会なんて自己ベストを更新していくだけいいという自信さえあれば自由に参加していい場所だったんだ。

『社会人大学人見知り学部卒業見込/若林正恭』

先述した性質を「形状記憶合金」と例えたのも大好きですが、何より「夜の公園でバケツをかき混ぜている君、贅沢だね」という言葉がすごく好きです。

私はうつ病で休職中で、危険ということでひとりでの外出はしないようにしています。

なので夜の公園には行けません。

それでも私は「夜の公園でバケツをかき混ぜている贅沢者」なんです。

「文章で生きていきたい」という夢を叶えるために、私は作家もブロガーにもなりたい。

今こうしてパソコンの前で文章を書きながらも、私は夜の公園でバケツをかき混ぜている状態です。

兎本

まだなんにでもなれる、どこにでも行ける。
何をどうしたら夢が叶うんだろう?

夜の公園でバケツをかき混ぜている私は贅沢者なんだと気づかせてくれたことに感謝です。

生きづらい仲間がいると教えてくれる本

失礼な話かもしれませんが、若林さんは間違いなく「生きづらい人」です。

些細なことにひっかかり、「どうしてだろう」「なぜだろう」と考えて、時折場の空気を凍らせる。

そんな生きづらい若林さんの本を読んでいると、勝手に仲間を見ているような気持ちになります。

生きづらいのは私だけじゃないんだなぁと『オードリーのオールナイトニッポン』を聞いているときと同じような安心感を与えてくれる1冊でした。

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この記事を書いた人

文章を書くことが好きなアセクシャル。
「文章を書いて生きる」という夢に向かって努力中。
保育士・幼稚園教諭免許あり。

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