クエスチョニングというセクシュアリティを知っていますか?
私はアロマンティック・アセクシャルです。
Twitterやメールなどでいただく質問で多いものがあります。

私は自分がアロマンティックやアセクシャルだと自認していいのか悩んでいます
というお悩みです。
私は婚活で150人以上の男性と出会い、手を繋ぐことに嫌悪感を覚えたことでアロマンティック・アセクシャルだと自認しました。
人生の中でいろいろな経験を重ねる中で、自分のセクシュアリティは確立していくものだと思います。
でも今現在、自分のセクシュアリティに悩んでいる方もいますよね。
そんな方にぴったりのセクシュアリティに『クエスチョニング』というものがあります。
この記事では、自分のセクシュアリティが分からずに悩んでいる方に向けて『クエスチョニング』というセクシュアリティを紹介します。
クエスチョニングとは?


クエスチョニングとは「自分の性的指向や恋愛の指向、性自認がわからない、または決まらないセクシュアリティ」です。
性的指向 | 性的な魅力を感じる対象のセクシュアリティ 例:異性に性的魅力を感じる・同性に性的魅力を感じる |
恋愛の指向 | 恋愛感情を抱く対象のセクシュアリティ 例:異例に恋愛感情を抱く・同性に恋愛感情を抱く |
性自認 | 自分自身の性別 例:自分は男性である・自分は女性である |
「性的指向はわかるけど、恋愛の指向はわからない」「性自認はわかるけど、性的指向と恋愛の指向は決められない」などの場合もクエスチョニングに含まれます。
悩むならクエスチョニングというセクシュアリティでOK!
クエスチョニングというセクシュアリティを理解する上で重要なことは「わからない」「決まらない」なら、それでいい!ということです。
その時の状況やその日によって性的指向や恋愛指向、または性自認が変わるセクシュアリティのことは「フルイド」という言葉で表す場合もあります。
性的指向や恋愛指向、性自認は形あるものではなく、曖昧で流動的なものです。
自身のセクシュアリティが「わからない」「決まらない」のであれば、今はそのままにしておいてもいいのです。



今現在の自分がラクだと思える選択をして、自分らしく生きよう!


それでも自分のセクシュアリティを知りたいというあなたへ





そうは言われても自分のセクシュアリティをはっきり知りたいよ!
という方もいらっしゃると思います。
そんなあなたの役に立つ記事やサイトを紹介させていただきます。
アロマンティック・アセクシャル診断


アロマンティック・アセクシャルとは「他者に恋愛感情も性的魅力も感じないセクシュアリティ」です。
- 恋愛感情がわからない
- 性的なことに嫌悪感がある
- 恋愛関係に意味を見いだせない
- 恋活・婚活がうまくいかない
このあるあるに当てはまる人は、アロマンティック・アセクシャル診断で自分のセクシュアリティをチェックしてみてくださいね。
アロマンティック診断


アロマンティックとは「他者に恋愛感情を抱かないセクシュアリティ」です。
- 周囲に合わせて芸能人や身近な人物に片思いをしていると嘘をついたことがある
- 恋愛感情を伴わない性的な行為に抵抗感はない
- 恋愛をテーマにしたドラマや漫画などに共感できない
アロマンティックは「恋愛感情を抱かないセクシュアリティ」であり、「他者に性的魅力を感じるセクシュアリティ」であるかどうかは『アロマンティック』という単語ひとつでは表すことができません。
自分の恋愛観が周囲と違う感じがする人は、アロマンティックかどうか考えてみると、答えが出るかもしれません。
セクシュアリティ分析サイトanone,


『anone,』では「こころの性」「恋愛的思考」「性的指向」「表現したい性」の4つのセクシュアリティを66問の質問を通して分析するサイトです。
66問と聞くと、「多いな!」と思うかもしれませんが、5分ほどで終わりますよ。
2000通りのセクシュアリティの組み合わせの中から、潜在的なものも含めて「自分にもっとも近いセクシュアリティ」を知ることができるサイトです。
※サイトに登録が必要になります。
他のセクシュアリティについて
当サイトでは「セクシュアリティ」というカテゴリーで様々なセクシュアリティを紹介しています。
アロマンティック・アセクシャルかもと思っている方に、他にもこんなセクシュアリティがありますよという紹介をしているカテゴリーなので、覗いてみると自分のセクシュアリティにぴったりのものが見つかるかもしれません。
まとめ


2018年に電通によって実施された調査結果では、日本におけるLGBT+の割合は人口に対する8.6%という結果でした。
約9人に1人がLGBT+に該当します。
自身のセクシュアリティに悩んでいるあなたは決してひとりではありません。
今の自分を大切にして、今の自分が最もラクだと思えるセクシュアリティを選んでくださいね。
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